ここでは集音器のタイプごとに主要モデルの重さを比較してみました。難聴者にとって生活を共にする集音器は、メガネと同様、軽ければ軽いほどありがたいもの。集音器の重さは、音質などの機能、価格や品質などと同様、集音器を選ぶときの「要チェックポイント」です。
比較方法は、電池を含む本体重量を対象にしました。メーカー公表を元に電池なしの場合は電池重量を加算。電池は単4アルカリor充電式ニッケル電池 = 11g、ボタン電池 LR44 = 2g、空気電池 PR41(312) = 0.58gで計算。ベスト5は当サイト独自に選んだ機種を対象にしたものです。
ポケット型集音器の重さを比較
ポケット型/軽さベスト3(電池含む本体重量)
フェミミ(VMR-M750)30g
イヤーソニックイン(骨伝導) 41g
ヤザワ(SLV02WH)41g
ポケットに入れるにしても気になるその重さ
耳掛けタイプや耳穴タイプのように機器の重量がそのまま耳にかかってくるわけではありませんが、ポケット型は、ストラップで首にかけるにしても、ポケットに入れるにしても、その重さが気になるものです。
特にポケットのない服を着るときは集音器をストラップでぶら下げたりバッグに入れることもある女性の難聴者は、できるだけ軽いものを選びたいのではないでしょうか。
ただし、ポケット型集音器の場合、「重さ=使用時間(電池の本数)の長さ」という見方もできます。
耳かけ型集音器の重さを比較
耳かけ型/軽さベスト5(電池含む本体重量)
YタンゴGo 2.48g
楽ちんヒアリング 5g
旭電機化成 AKA-201 7g
イヤーファイン Fit KHB-101 7.8g
みみ太郎(SX-013)8g
集音器の重さが一番気になる耳掛けタイプ
最軽量はダントツでYタンゴGoの「2.48g」。数多くの補聴器や集音器を開発しているオランダ・エクサイレント社製で、集音マイクとスピーカーを耳穴部分に一体化して搭載、本体部分は電池のみという珍しい集音器です。
耳あな型集音器の重さを比較
耳あな型/軽さベスト5(電池含む本体重量)
イオン 小型集音器 3.08g
西和 耳穴集音器 3.55g
福耳 彩音 4g
おしゃれな耳穴集音器 4g
耳すっぽり集音器(AKA-202)5g
集音器の中で一番小さくて軽い耳あなタイプ
補聴器専用の電池としておなじみの空気電池を使うタイプが総じて軽く、充電池内蔵タイプは比較的重いということができると思います。