仕事しながら転職活動は辛い【でも大半が働きながらを選ぶ】

 

私の6回の転職歴を振り返ると、仕事しながら転職活動したときは面接のための時間を工面するのが大変でした。でも、辞めたあとに転職活動したときは生活のためのお金を工面するのがもっと大変でした。

それでも私は、働きながら転職活動するのが苦手なタイプです。今までの転職活動はほとんどが辞めたあとでした。仕事しているうちは全エネルギーを仕事だけに注ぎたい一点集中タイプだったからです。

しかし、アンケート結果を見ると大半の人が働きながらの転職活動を選ぶのがわかります。時間の工面さえできれば、金銭的な心配がない。経歴のブランクが生じない。転職先が見つからなくてもリスクが無い。在職中に転職活動するのは辛い反面、メリットは大きいです。

仕事しながら転職活動は辛い

  • 精神的な辛さ:早く辞めたいのに転職先が見つかるまで辞められない。せっかく時間を工面して転職活動してるのに不採用が続くと滅入ってくる。
  • 時間的な辛さ:履歴書・職務経歴書を作成するために睡眠時間を削る。休んで面接を受けたが代わりに休日出勤することになった。

働きながら転職活動するときは精神的に辛い部分と、時間的に辛い部分があります。

精神的な辛さ

  • 転職先が見つかるまで辞められないというプレッシャーがあった。
  • 転職活動してることを口に出せず、誰にも相談できなかった。
  • 時間の工面が大変なだけに、不採用が続くと気持ちが弱ってきた。

「早く辞めたい」という気持ちが強いほど、転職先が見つかるまで辞められないという、追い詰められた状態で転職活動していくことになります。すぐに転職先が見つかればよいですが、せっかく時間を工面しながら転職活動しているだけに不採用が続くとさすがにメンタルがやられてきます。

私は保険会社を辞めるとき、仕事しながら転職活動をはじめました。外回りの営業だったので、面接の都合を付けやすいと考えたからです。しかし、転職活動は全然上手くいきませんでした。保険営業のノルマを抱えた余裕のない状態で、転職活動に集中できなかったわけです。気持ちを切り替えることができなかったのは自分の弱さでした。結局、退職するのが先になりました。

「今の職場を辞めたい」から転職したい場合は、辞めたあと転職活動するほうが精神的には良いかもしれません。嫌な職場を辞めてスッキリした気持ちで転職活動するほうが、気持ちも前を向くでしょう。

時間的な辛さ

  • 応募書類を作成するために早起きしたり、睡眠時間を削ることになった。
  • 面接の調整のために残業を振り替えたり、休日出勤で埋め合わせするのが大変だった。
  • 二次面接、最終面接も休みを取らなければならなくなった。
  • 転職先と取り決めた入社までに、退職の準備や引継ぎが大変だった。

応募書類(履歴書・職務経歴書)を作成する時間を作るのが大変です。出勤前や帰宅後に時間を作ろうとすると、睡眠時間を削ることになります。有給休暇を取りにくい職場だと、選考が進むにつれて面接日時の調整が大変になります。

私はネット通販会社を辞めるときの転職活動で、せっかく選考で進んだ二次面接を、どうしても休みが取れなくて断念したことがありました。このネット通販会社も結局は辞めることを先決し、転職先は辞めたあとに探すことになりました。

転職先が見つかって転職活動が終わっても、そのあとは入社までに退職しなければなりません。退職のときに上司・職場ともめごとにならないように計画性を持って退職への行動をしていく必要があります

働きながらの転職活動はしんどい

ランキング 転職活動でしんどいと感じたこと
1位 不採用が続いた
2位 希望に合う求人がなかった
3位 仕事と転職活動の両立
4位 書類の準備
5位 資格やスキルの不足
6位 無職期間
7位 面接がうまくいかない
8位 退職理由の説明
9位 自分に合う転職先選び
転職できないことへの不安

株式会社BizHitsによる調査結果

「仕事と転職活動の両立」は、転職活動でしんどいと感じたことの3位となっています。働きながら転職活動することについて、多くの人はしんどいと感じるようです。

しかし、同社の別の調査『働きながら転職活動と辞めたあとに転職活動どっちがいい?』では、7割以上の人が働きながら転職活動と答えています。働きながら転職活動するのはしんどいと感じるものの、在職中の転職活動を選択する人がほとんどのようです。

転職活動がきつい時は

  • 転職先を探すのではなく、企業側にスカウトしてもらってから応募する。
  • 経歴・適性に合った企業探し、応募書類のチェック、面接日時の調整を任せる。

働きながら転職活動するのがきつい時は、自分の負担を減らす方法を取り入れると効率的に転職活動できます。

スカウト型の転職サービスでは、プロフィール(職務経歴)を置いておけば、企業側がプロフィールを見てスカウトしてくれます。プロフィールを詳細に仕上げておけば、より希望に近い企業がスカウトしてくれます。

自分で企業探しをしなくて済むし、スカウトされた時点ですでに企業側のニーズに合致しているため、転職活動が格段に楽になります。

転職エージェントを利用すれば、経歴・適性にマッチした企業探しから、応募書類のチェック、面接日時の調整をエージェント側に任せることができます。

人に任せることができる部分は任せることで、転職活動の手間を減らすことができます。在職中に転職活動をはじめるときは、転職エージェントの利用を検討してみると良いでしょう。

転職活動の方法を学べるセミナーを実施しているので、手始めにセミナーを受けて転職活動の正攻法やコツを掴んでから始めると効率的です。

まとめ

  • 「早く辞めたい」という気持ちが強いほど、転職先が見つかるまで辞められないという、追い詰められた状態で転職活動していくことになる。
  • 「今の職場を辞めたい」から転職したい場合は、辞めたあとに転職活動するほうが精神的には良い。
  • 退職のときに上司・職場ともめごとにならないように計画性を持って退職への行動をしていく必要がある。
  • 働きながら転職活動するのはしんどいと感じるものの、在職中の転職活動を選択する人がほとんど。
  • 働きながら転職活動するのがきつい時は、自分の負担を減らす方法を取り入れると効率的に転職活動できる。
  • スカウト型の転職サービスでは、プロフィール(職務経歴)を置いておけば、企業側がプロフィールを見てスカウトしてくれる。自分で企業探しをしなくて済むし、スカウトされた時点ですでに企業側のニーズに合致しているため、転職活動が格段に楽になる。
  • 人に任せることができる部分は任せることで、転職活動の手間を減らすことができる。転職エージェントでは、転職活動の方法を学べるセミナーを実施しているので、手始めにセミナーを受けて転職活動の正攻法やコツを掴んでから始めると効率的。

 

 

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