ハローワーク職業相談の内容公開【すぐ終わらせる質問例】

ハローワークで職業相談を受けてみたいけど、どんな内容なのか。何を質問すれば良いのか。というところが悩みどころです。

質問を間違えると、職業相談がダラダラと長くなることもあります。相談員が親切な人だと、その場で企業に電話してあれこれと情報を聞き出そうとしてくれるため、相談が30分を超えることもあります。

求職活動実績が目的の職業相談なら、できればすぐに終わらせたいところ。職業相談を早めに終わらせる質問を心得ておくと、求職活動実績に職業相談を利用しやすくなるでしょう。

求職活動実績は職業相談に限らず、転職サイトで求人に応募する方法や、転職サイトのセミナーを受講する方法でも実績にできます。とくにセミナーは、選考や面談をしなくて済むため気楽な方法です。

この記事では、ハローワーク職業相談の内容と、すぐに終わらせることができる質問例について解説します。

職業相談の内容

  • 相談員と求職者の1対1で相談がおこなわれる。
  • 仕事探しをお願いしたり、求人の内容について相談できる。
  • 相談員は、企業に電話して求人の詳細を聞くこともできる。
  • 職業相談から職業紹介(紹介状)に発展することもある。
  • 相談の終わりに雇用保険受給資格者証にスタンプを押してくれる。

ハローワークの職業相談の内容は、仕事探しや求人に関することなら何でも相談できます。

相談内容は人それぞれになりますが、仕事探しをお願いすると次のような流れになります。

  1. 相談員に、自分の経歴にあった仕事(求人)を探してもらう。
  2. いくつか求人票を出してもらい、求人内容について一緒に検討する。
  3. 応募したい求人があれば、紹介状を出してもらう。
  4. 紹介状を使った応募方法を案内される。

ハローワークの職業相談を利用してまじめに仕事探しをする場合は、このような内容になります。しかし、求職活動実績が目的なら、仕事探しをお願いする方法はあまり得策ではありません。

職業相談が長くなるし、紹介状を出されると応募する必要が出るため、なかなか厄介なことになりがちだからです。

私も職業相談に慣れていない最初のうちは、職業相談で仕事探しをお願いしていました。でも、紹介状を出されると応募しなければならないし、面倒くさいです。求職活動実績が目的なら、仕事探しではなく、不明点の質問をしてそれに答えてもらうのが手っ取り早い方法です。
職業相談で紹介状を出されるのが煩わしいと感じる人は、職業相談ではなく、転職サイトで求人に応募する方法や、転職サイトのセミナーを受講する方法で求職活動実績をつくる方が良いでしょう。

職業相談の質問内容

  • 適職の相談:「何の仕事に向いているか相談に乗ってもらえますか」
  • 求人探し:「自分の職務経歴に合う求人は出てますか」
  • 応募の助言:「応募にあたってアドバイスしてもらえますか」
  • 不明点の質問:「求人の不明点について教えてもらえますか」(←手っ取り早い)

職業相談の質問内容はおもに、適職の相談、求人探し、応募の助言、不明点の質問になります。

適職の相談

自分が何の仕事に向いているのか。それが分からなければ仕事探しはできませんが、そこから相談に乗ってもらうことができます。

職業相談の相談員の多くはキャリアアドバイザーの有資格者です。相談員と話ながら、自分の得意・不得意、長所や興味などを掘り下げていき、向いている仕事を一緒に考えてもらうと良いでしょう。

求人探し

職業相談の質問でオーソドックスなのは、求人探しについての質問です。職業紹介をお願いする目的で職業相談を利用する人は多いです。

相談員に、過去の職務経歴を伝えて、経歴が通用する求人(業務内容)を探してもらいます。または、希望する条件・待遇を伝えて、それにマッチする求人(就業条件)を探してもらいます。

応募したいと思う求人があれば、紹介状をお願いすることになります。ハローワークの求人に応募するには紹介状が必要です。紹介状を出してもらったら、近日中に応募書類を企業に送付して選考してもらう流れになります。

応募の助言

職業相談では、応募にあたってアドバイスしてもらうことができます。ハローワークの求人に限らず、転職サイトで求人に応募する場合でも、応募について助言してもらえます。

作成した応募書類について、志望動機や自己PRなど記入した内容が適切か。企業の求人ニーズに合致しているか。職務経歴書のチェックなど、応募にあたって第三者の視点でアドバイスしてもらうのは効率的です。

不明点の質問

求人(求人票)の不明点について質問するのは、求職活動実績を得るための手っ取り早い方法です。不明点について質問し、その回答をもらった時点で相談を終えることができるからです。

ハローワークの強みは、地域の企業を熟知していることです。長年、ハローワークの管轄内の企業を扱ってきているため、その企業の体質についても知っています。すぐ社員が辞める企業。いつも求人を出している企業。もし、気になる求人があれば、その企業の定着率を聞いてみるのは有効です。

また、求人票の現時点の応募者数についても聞くことができます。

私が職業相談してきたなかで、もっとも相談を早く終えることができるのは、求人への応募者数を聞く質問でした。

職業相談をすぐ終わらせる

  • 求人票の現時点の応募者数を質問する。
  • 相談にかかる時間は早ければ5分程度。
  • 応募者数を教えてもらったら相談を終える。

ハローワークの職業相談をすぐ終わるなら、求人票の現時点の応募者数を聞く方法がよいでしょう。

その手順は次のようになります。

  1. ハローワークの受付で求人パソコンの利用を申し出る。
  2. 求人パソコンで求人を探して、良さそうな求人票をプリントする。
  3. ハローワークの受付で職業相談を申し込む。
  4. 職業相談窓口で、プリントした求人票を見せて応募者数を聞く。
  5. 応募者数を教えてもらったら、お礼を言って相談を終える。

ハローワークの相談員が使っているパソコンは、ハローワークのデータベースに繋がっています。相談員は、ハローワークが扱っている求人(求人票)に現在、どのくらいの応募者がいるのかを調べることができます。

応募者数を教えてもらったら、お礼を言って相談を終えます。このとき、「ありがとうございました。家に持ち帰って応募を検討してみます。」と伝えると相談を終わらせることができます。

応募にあたって、求人への応募者数(要するに応募倍率)を知りたいと思うのは自然なことです。応募するかどうかを検討したいので応募倍率を教えてください。という主旨でお願いするのが、相談をすぐに終わらせることができるもっとも良い質問になります。

職業相談を1分で終えられるか

ハローワークの職業相談を1分で終えるのは、さすがに難しいかもしれません。ただ、早く終わらせるには、求人票を使うのが良い方法であることに間違いはありません。

求人票の内容について不明点を質問し、その不明点がどうも引っかかるので「家に持ち帰って、じっくり検討したい。」という流れにすることが相談を早く終わらせるコツと言えます。

私は最初の失業認定のときに、求職活動実績が1回分しかなくて慌てて職業相談に行ったことがありました。そのとき、ハローワークの受付で「すみません。明日、失業認定なんですけど求職活動実績が1回分しか無くて、急いで実績が欲しいんですけど。」と頼んだことがあります。ハローワークの職員は「それは大変。すぐに職業相談してください。」と協力してくれました。状況を隠さずに正直に伝えることで、職業相談をパッと終わらせることもできます。
失業認定まで日数が無くて求職活動実績を急ぐ場合は、転職サイトで求人に応募する方法が手早く実績にできます。直接応募できる転職サイトでプロフィールを入力作成し、求人ページから送信して応募完了。1社への応募を実績1回分として申告できます。

求職活動実績のための質問例

  • 現時点の応募者数を質問する
  • 定着率を質問する
  • いつから求人を出しているのか質問する

求職活動実績のために職業相談をする場合、質問例としておすすめなのはメタな質問です。つまり、求人の中身について質問するのではなく、求人の外枠について質問するイメージです。

ハローワークの職員だからこそ知り得ることについて、質問するということです。

求人票の内容(たとえば業務内容の詳細)について質問することもできますが、それだとハローワークの職員が企業に電話して詳細を聞き出そうとしてくれるため、相談が長くなることが多いです。職業相談をパッと終わらせるなら、業務内容についての質問は避けたほうが賢明です。

まとめ

  • ハローワークの職業相談の内容は、仕事探しや求人に関することなら何でも相談できる。
  • 求職活動実績が目的なら、仕事探しをお願いする方法はあまり得策ではない。
  • 職業相談の質問内容はおもに、適職の相談、求人探し、応募の助言、不明点の質問。
  • ハローワークの職業相談をすぐ終わるなら、求人票の現時点の応募者数を聞く方法がよい。
  • 応募者数を教えてもらったら、「ありがとうございました。家に持ち帰って応募を検討してみます。」と伝えると相談を終わらせることができる。
  • 職業相談で紹介状を出されるのが煩わしいと感じる人は、職業相談ではなく、転職サイトで求人に応募する方法や、転職サイトのセミナーを受講する方法で求職活動実績をつくる方が良い。
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